トモさんのブログ
「一緒にやりましょう!」
本当に突然の出来事でした
日を改めてスミテラスオーナーのオフィスへ出向くことになった俺
あの日、立ち話をしたのはわずか数分
会社を辞めたこと
工事現場の管理・設計をしていたこと
キャンプとモノづくりが好きなこと
以上
「一緒にやりましょう!」
と言われ、反射的に「はい!」
と答えたものの、いったい何を一緒にやるのか
完全に謎でした
とりあえずノートパソコンを開き
「株式会社ファンインターナショナル」
と検索してみる
ほほぅ....
画面に映し出されたのは、クリエイティブ感
バリバリな人達が写るホームページでした
ハイレベルな店舗内装デザイン
自社運営の繁盛店の数々
集客と経営戦略
上場企業か・・・スゲーな・・・
クリエイター集団なのか?
いや、デザイナーさんたち?
「施工管理」の文字すら英語になっている
【Execution management】
オシャンだ
何もかもがオシャンだ
で、アホな俺と嫁
頭の中はこーだ
① ずっと現場監督をしていたので
『現場管理人』として必要とされた
② いや、設計もできるので
『設計デザイナー』として必要とされた
③ いやいや、スタッフの人数が
足りていないので『ホールスタッフ』として
必要とされた
④ いや待てよ、見た限りホールのスタッフは
足りていた。何なら『肉を切る係の人』として
必要とされた
⑤ いや違う。もはや哀れな男にしか見えなくて、
お情けでアルバイトとしてお声がけしてもらった
こーゆー状況になると、人はとんでもない
発想しか出てきません
「トモ君、お肉切るん?💁🏻♀️」
「・・・もしかしたら、そーいうアレで
声かけてくれたんかも🙍🏻♂️」
「ってゆーか、あの会話の流れからしたら、
一番有力やろ。お肉を切る係💁🏻♂️」
「いやーそれやったら何か違うわーーー🙍🏻♀️💦」
「ホールスタッフか?でも人は
足りてそうやったで🤷🏻♂️」
「ってゆーか、接客とかできるん?🤷🏻♀️」
「できるできないではない。やるかやらないか🙋🏻♂️」
「そーゆーアレではないと思う🤦🏻♀️💦💦」
「やっぱり本社で設計とか、
現場の仕事ちゃう?🤷🏻♀️」
「んーーーいまさら電車乗って通勤とか・・
俺にできると思う?🤷🏻♂️💦」
「片道1時間20分やで?🤷🏻♂️💦💦」
「無理やと思う🙋🏻♀️」
「ですよねーーーー🙆🏻♂️」
翌日、いつも通りお寺で座禅をし、
そのあと境内の庭を眺めながら
前日の出来事を思い出していました
「いや、そもそも流れに身を任せてみると
決めたではないか」
「今の俺には必要な事しか
目の前に現れないはずだ」
「そもそも、お声がけ頂いたのに、あーでもない、
こーでもないと勝手な憶測で先を案ずるなど
失礼極まりない」
先ずは、お声がけ頂いた事に感謝だ
そして、先祖に感謝だ
一期一会
出会いには全て、意味がある
どんな話であっても、全て受け入れると
決意しました
例えそれが、肉切り係だったとしても(笑)
3週間後...
再度社長にお会いする日がやってきました
大阪
御堂筋沿いにある保険会社の名前がついた
オフィスビル
中に入ると正面には絵に描いたような受付嬢
案内される方向に視線を向けると、エレベーターボーイがこちらに向かって一礼👨✈️
「ホテルかよ!そもそもあの人は何のためにエレベーターの前に立っているんだ?飾りか?」
田舎もんの42歳
都会のシステムを全く理解できずに尻込み
「場違いだ...」
しかし、いまさら逃げ帰るわけにもいかず
案内されるまま4階へ
ドキドキ・・・
ドキドキ・・・
「チーン」
エレベーターの扉が開いた瞬間
なんの前触れもなしにオシャンなオフィスが
ドーーーン!!!
いきなり社員さんらしき人と目が合った
気絶しそうになる
前面ガラス張りのオシャンな会議室らしき空間に
案内され社長を待つことに
オシャンなテーブルにオシャンなチェア
あっちもこっちもオシャンな観葉植物
加湿器から立ち上る蒸気すらオシャンだった
もはやドラマの世界
ガラス張りの部屋だから、奥のほーに座っている
社長らしき姿もこちらから確認できた
「あ。多分アレは社長だな。なんか
ゴソゴソしてるぞ」
「でもいきなり出現されるより、ここから社長の
動きを事前に確認できるのはすごく良いぞ。
心の準備は大切だ」
など、どーでも良い事を考えて気を紛らわす
そして、社長がこちらに向かって歩きだした
いよいよだ
「あートモさんすみませんお待たせしました
ーーーー」
つづく...
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